



1969年に退任した宇佐美洵総裁以後、日銀生え抜きの総裁と官界出身の総裁を交互に就けるたすき掛け人事の慣例を破って、初めて学者出身の総裁誕生となる。
それは恰も在任中は"市場の守護神"とマーケット関係者らから持て囃されたアラン・グリーンスパンFRB議長の後任にノーベル経済学賞を授与された経済学者のベン・バーナンキ議長が就任した事例を後追いするのと似せ、退任後時間が経つにつれITバブルを煽る因を成したとしてグリーンスパン前議長への非難が高まる中をバーナンキ議長は学者然として穏当な金融の舵取りに腐心した如く、「異次元の金融緩和」を10年近く続けた黒田総裁の後を襲う新総裁は長きに亘った金融政策の禍根を断つべく尻拭いに努める運命を予想させるかのようだ。
早々と新総裁就任が報じられた植田和男次期総裁とベン・バーナンキ元FRB議長をともに指導した学者がイスラエルの中央銀行総裁を務めたスタンレー・フィッシャー氏だった。
フィッシャー氏は2002年から4年間シティグループの副会長を務め、その後イスラエル中銀の総裁に就いている。
当にアメリカの同盟国として日本で重責を担う人物が彼国と等しくユダヤ色に染まっていることが判る。
フィッシャー氏はMITで研究を始めた頃から金融政策に因る雇用拡大の効果を主張してきたが、お蔭様で自治体の電話問合せ業務を受託した企業を傘下とするパソナグループは11億円もの中抜きをしちゃったのね

パソナグループの総帥・南部靖之はんはバブル経済が盛り上がり始めた頃から米コネチカット州に家族ともども移住されたそうやけど、南部はんは神戸出身で、政府の役員を長らく務めはったオリックスの宮内義彦はんも神戸出身だそうれすわなっ・・・
何んでも、宮内はんの親父殿はアメリカ人が営む神戸の商館に出入りされとったというやおまへんかぁ。
しやけど、植田新総裁が黒田総裁の尻拭いするゆうて、副総裁に就くんは日銀理事の旦那はんと元金融庁長官で、容だけ学者を神棚に載せ、実際はたすき掛け人事を一挙に縒り上げた体制れ、都心の再開発事業を大手ゼネコンが膳を分ける態ですわなっ!
これからの日本は下々の者らがえろぉ苦労させられる世の中になりますなぁ・・・
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